平成17年1月4日 「新年のご挨拶」
明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって良い年であることを願います。大地震、大津波や様々な被害を受けられた方々に、一日も早く心の平安が訪れることをお祈り致します。
さて、当院は平成17年より「医療法人社団 奏有会 文化村通りクリニック」と組織変更致しました。皆様のおかげで4年目を迎えることができた今、初心に帰って再スタートを切る所存です。今後も既成概念に捉われずに、新しいかたちの医療サービスの提供を追及していきます。
平成16年10月30日 「愛のソレア」
もう巷では話題の昼メロドラマ「愛のソレア」、始まってからすぐに書くつもりでしたが、先に書きかけた題材がまとまらず今になってしまいました。そうしているうちに、ドラマは進んでいき、キャストが交代し、ますます引きつけられていきます。
設定は!!なところもあるのですが、理屈を超えた作品の持つパワー、俳優達の力量に圧倒させられます。それだけでなく、主人公は私に重なるところがあり、共感してしまうのです。
どんな境遇、運命にも前向きに、諦めずに、地面にしっかりと根を下ろすように生きていく主人公。「負けない」、私を支えているのもそれかもしれません。もちろん「他人に勝ちたい」ではなく、「置かれた状況に負けない」と言うべきでしょうか。そして信念、愛を貫く。証明するのは難しいかもしれません。
平成16年9月30日 「教育の費用」
近々開かれる万博の入場料は、大人で4600円らしいです。莫大に費用のため、その料金設定は理解できますが、家族で万博を見るとなると結構な出費ではないでしょうか?
日本人ですら高いと思うのに、外国の方はどう思うのでしょうか?日本がアジアの盟主となるには、もっと開放する必要があると思います。ただですら交通機関が不便で料金が高いのに、入場料が約40ドルでは、外国人どころか日本人でも行ってみようとは思わないでしょう。
教育はすぐに答えが出るものではなく、100年かかると言われています。「科学技術立国」というフレーズも結構ですが、長期的視野がかけているのではないかと、私は思います。私の故郷では、当時、郷土博物館は5円、青少年科学館は20円で入場できました。万博のような機会は、必要なところにお金をかける一方で、無駄を省いてなるべく低予算で企画し、無料で開放すべきではないでしょうか?
平成16年8月16日 「北海道」
盆暮れくらいは帰省するものですが、職業柄なかなかそうもいきません。振り返ってみると、18歳で上京してから、きちんと親と会ったこともなければ、親族にあったこともありませんでした。機会がなければこのままだったかもしれません。
この週末に祖母が急逝しました。診療予約がずっと入っているので最後まで悩みましたが、途中から休診にして北海道の旭川に飛びました。(予約変更の)連絡がとれずクリニックまで来られた患者さんもいらっしゃいました。受付に聞いたところ、誰一人として苦情を言われなかったそうです。本当に「人の優しさ」を感じました。ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。
夜遅く到着し、通夜には間に合いませんでした。親族(母の家系は農家)は沢山いる上、20年近く会っていなかったので、お互いにわかるかどうか不安でしたが、全く無用な心配でした。小さい頃から大食漢であった私は、親族の名前よりも先に、食べさせてもらったことと親族の顔が一致していました。
田舎の流儀なのか、親族が集まって飲んで食べて、故人を送りました。皆さんに「次いつ会えるかわからないけど、またね」と言われて、東京の希薄になりがちな人間関係にはないものを感じ、ジーンとしました。恩師にはタッチの差で会えませんでしたが、お世話になった人々に挨拶やお墓参り、そして全く色が違う青空、黄金色のような収穫を待つ稲、広々とした建物、バッタ、トンボ、公園で遊ぶ子供達、全てが、最近疲れていた私をリフレッシュさせてくれました。やっぱり北海道はいいなと改めて実感しました。
偶然にも帰省した時に、駒大苫小牧高校が甲子園で優勝しました。ちょうど葬儀と繰り上げ法要の時に試合があったもので、親族と一緒に盛り上がりました。iモードなど普段使わない私ですが、「今点が入ったよ」とか言って中継していました。これを見ている方には想像できないかもしれませんが、雪国のハンディはそれなりのもので、北海道勢が1回戦を勝つだけでも地元では凄いことなのです。それがいきなり優勝とは、涙が出ました。選手たちは泥だらけで、実に良い顔をしていました。
平成16年5月13日 「熱対策」
当院の診療にはコンピューター(PC)は欠かせません。狭いクリニックとは言え、6台のPCが常時稼動しています。これだけPCがあると問題となるのは「熱」です。毎年夏が近づくと、熱でPCがエラーをよく起こしました。
診察室には2台のPCがあり、エラー回避のためのに巨大なFANを足下につけていましたが、そのために私の脚の血行障害を起こしてしまいました。航空医学、音楽ともに興味、関心のあった私にとっては、冷風による身体的障害よりもFANによるノイズの精神的ストレスの方がはるかに問題でした。ほんの少しの騒音でも精神的影響はとてつもないものです。
その解決策として、最新の水冷式PCを購入致しました。購入前は、戦前の航空機のエンジンを例に挙げるまでも無く、水冷式は性能は疑いないまでも、安定性に欠けると偏見を持っていました。思い切って購入してみると、それは杞憂でした。静かだし、安定性抜群です。
ところが、弱点もありました。システム自体は安定していたものの、PC内部の熱エネルギーを液冷でただ単に外へ放出していただけで、その熱はもろ私の足下に噴出され、凄まじい診察環境でした。その熱を下げるためにエアコンの設定温度を下げると患者さんが寒がるし、上げれば私がエラーを起こす。なかなかうまくいかないものです。次世代のPCは、エアコンのように建物外に熱を放散してほしいものです。
平成16年4月4日
法は厳格に適用されなければなりません。簡単に例外を作るべきではありません。しかしながら、日本が国際社会の中で、敬意を表される国家になるには、ある種の「寛容さ」を持たねばならないと思います。
大阪の大学に入学された方が、不法入国のため強制送還になるらしい。決まりは決まりなのですが、政治的、司法的、人道的にも何とかならないのかと思います。
その人が日本に滞在しても、せいぜい国庫の負担は医療費くらいでしょう。大国を目指すならば、勉強したいと頑張っている外国人を受け入れる余裕があってもいいのではないかと思います。
最近は留学や結婚と称して犯罪組織が絡んでいることが多いと聞きます。そういうこともあって厳格に法を遂行しなければならないのかもしれません。「人命は地球より重い」という言葉がありました。私は「1人の命は地球より重い」と考えたことは決してありません。でも、その「渦中の中国人の志」と入管法はどちらが重たいのでしょうか?
平成16年4月3日 「冬のソナタ」
今や説明の必要はない「冬のソナタ」。本日から地上波での放送開始によって、ますますその人気も高まることでしょう。聞くところによれば、ドラマのおかげで韓国語教室が満員とのことです。
上京した母に「冬のソナタ」を見せたところ、お願いした縫い物も忘れ夢中になっておりました。涙を流しながら曰く、「ユジンは私そっくり。私も昔は、皆が『結婚して』とモテタンダヨ」と。
最終話まで一気に見ると20時間ちょっとかかります。長いけれども1分たりとも目が離せない展開です。既に何回も「冬のソナタ」を見ていた私は、面白半分、ストーリーに感動しているのか、主人公に自己投影しているだけなのか、よくわからない母をちょくちょくからかいましたが、気がつけば朝になっていました。
そのモテタ母も北海道へ帰って、父と一緒に「冬のソナタ」を見ているそうです。1年前に両親とソウルに行きました。いつかはドラマのロケ地を見せてあげたいものです。
サッカーの時もそうでしたが、韓国の人々は、日本人が忘れかけている、熱い「何か」を持っているような気がします。
平成16年3月29日 「壁」
医者=白衣というイメージはある意味固定観念かもしれません。患者さんとの距離を無くそうと思い、白衣を着ないで診察していましたが、評判は今ひとつだったようです。
予防接種に出張した際は、私にではなく(ピンクの)白衣を着た看護婦さんに質問が集中していました。まだまだ白衣を着用しなければ存在感を示せない未熟さを露呈していただけかもしれません。
日々の診療後、きちんと説明できなかった事項等を患者さんにメールや電話で伝えるようにしていました。喜んでもらえることもありましたが、逆に誤解されることもありました。 親身とお節介の分け目、インフォームドコンセント、難しいものです。
幹部候補生学校時代に、「何故軍人は制服を着なければならないのか?」ということを討論したことを思い出しました。
平成16年3月28日 「思い込みと啓蒙」
口や性器などに「できもの」がおきる「ヘルペス」という病気があります。再発することが特徴(しないこともあります)で、特に珍しいわけでもなく、よくある病気です。日本中で治療や情報も得られる時代に、口や性器に水泡のようなものを何回か経験している方で、「ヘルペス」という言葉を知らない人はいないと思いこんでいました。
或る製薬会社の方から「ヘルペスという病気を知らなかった再発ヘルペス(初めて医療機関に受診した)患者さんは以外に多い。ヘルペスという病気の啓蒙が必要だ。」と説明を受けました。所詮、新薬の売り込みの謳い文句だろうと高をくくっていました。というのは、イメージを転換することにより、潜在需要が喚起されるという、経済原則(?)があるからです。最近ではEDとバイアグラが良い例です。
それから1ヶ月も経たないうちに、本当にそうした患者さんが来院されました。患者さんと接することは毎日が勉強の連続だと痛感しました。それと同時にいつも「何も知らない人の視線」で考えなければと思いました。
私の伯母は尿漏れに悩んでました。ちょっとしたことで「ジャー」となるため外出もできないほどでした。あることから私の耳に入り、尿漏れを改善する薬を処方しました。最初は副作用もありましたが、今では旅行にも行けるようになり、大変感謝されました。私にとっては「当たり前の知識」でしたが、「知らない」ということによって、困っている人もいるのだということを、身近な例でまたもや痛感しました。
平成16年3月8日 「challenge」
このコラムに悲観的な事を書くのは如何と思いますが、やはり避けては通れぬ話題です。私は自分の誕生日を祝う気にはなれません。単に年を取ったのを認めたくないからではなく、昨年の同じ日に、「まさか」と疑うようなことが起きたからです。
スペースシャトルは(確か)100回ほどミッションを達成し、誰もが成功して当たり前のような感触を持っていたように感じます。ですが、そのミッションは常に危険と隣合わせなのです。私がNASA等を見学した時には、係わっている全員の崇高な使命感を感じました。それは「万が一」の際にも自己犠牲を拒否しない、極めて高度な覚悟だと思います。
私の考えが通用するかはさておき、「チャレンジ」という言葉は今の日本には少なくなっているように感じます。不況だから安定志向なのかもしれません。患者さんとお話してもそのように感じる時があります。結果が保証されたチャレンジはあり得ないと思います。 もちろん結果を出さなければなりませんが、必ずしも全てのチャレンジがうまくいくとは限りません。日本が基礎科学の分野で弱いのは、長期的視野を持てないせいではないかと思います。
南極観測船「しらせ」の後継船の予算が通らなかったと聞きました。今の日本が南極を研究しても、不況下の国民に国費の使い道を納得させることはできないかもしれません。ですが、国民の同意を得られなくとも、大局にたって「日本」という国家が果たすべき役割を果たすべきです。また、その意義を子供達に教育していくことも国家の役目ではないかと思います。秘書給与等などの小さなことで揺れている国会を見てそう感じます。
平成16年2月7日 「1日5分の努力」
「早起きは3文の得」と言われており、人間は早寝早起きの生活が良いのは生物学的にも証明されております。鬱気味、自律神経失調症の患者さんには規則正しい生活」を勧めているわりには、私は基本的に夜型生活で早起きは苦手な方です。時々、朝5,6時に目が覚めて、家の掃除をしたり、植物の世話をしたりしますが、そういう日でも結局は夜寝るのは朝3時頃になってしまいます。カルテを書き終えると夜10時は過ぎ、翌日の患者さんのカルテを予習、文献を調べていると、本当に翌日になってしまいます。
慢性の寝不足生活ですが、朝起きてから近所のジムに行き、ジャグジーに入りながら新聞を読み、10分程度泳ぐことが最大のリフレッシュです。新聞の経済面にブレークという小コラムがあります。そこでは有名企業の社長さんのちょっとした談話が紹介されています。ある社長さんは毎日ウクレレを5分間練習しているそうです。たった5分と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その5分が本当に難しいのです。
1日5分くらいありそうなものですが、私自身、気がつくとネットで意味のないHPを見ていたりで時間を無駄に過ごしています。ギターを練習しなければと思っているものの、数ヶ月触れぬまま、弾こうと思ったときにはネックが反っていたり、弦が錆びていたりで、調整に時間をかけて結局弾かないまま、また調整を繰り返している毎日です。
「継続は力なり」の意味の重さをしみじみと感じている毎日です。
平成16年2月1日 「あらすじの文化」
各都道府県毎の通勤時間の比較資料をみたところ、大方の予想通り、東京近郊に住む人々が長い通勤時間に耐えていることがわかります。でもワースト1の県の平均通勤時間が1時間以内というのは、本当に実態を表しているのでしょうか?
最近、名作と言われる文学作品の内容を簡単にまとめた本が売れているようです。何巻にも及ぶ作品が、1ページのあらすじに要約されている。忙しい現代人にとっては、仕事と直接関係のない文学作品など読んでいる時間がないため、歓迎すべきジャンルかもしれません。識者に批判も多いものの、文字離れが目立つ若者が少しでも名作に興味を持つ良い機会になるという、期待論もあります。
私が小学生の頃、「テレビを見ないで本を読みなさい」とよく言われました。その理由は「画像は考えなくても頭の中に入ってくるが、本は自分で考えないと頭に入らない。」とのことでした。幼心に「そんなはずがない」と思っていましたが、今になってその意味するところをわかったような気がします。
読書感想文が今もあるのかは知りません。また日本以外でも同じものがあるのか私は知りません。「読書感想文は日本国語教育の最大の過ちだ」と仰った国語学者(お名前を忘れました)がいらっしゃいました。一つの本を読んで感想(解釈)はいくらでもあるはずです。それを採点、模範解答を作ることなど、平均化教育以外のなにものでもないと私は思います。
「あらすじ」は誰かの一解釈に過ぎず、それを鵜呑みにすることほど危険なことはないと思います。間違いを恐れず、堂々と自説を論理的に主張できる人間を養成していくことが社会全体の義務ではないかと思います。そのためには、真の「心のゆとり」が必要なのかもしれません。
平成16年1月1日 「2004」
明けましておめでとうございます。2003年は良くない年と思われている人も、誠実に、努力を続けている限り、必ず報われることでしょう。
国際貢献のために、日本を代表して異国の地で、家族と離れて任務を遂行する自衛官には敬意を表します。もちろん自衛官のみならず、不幸な人々のために働かれている方、全てに敬意を表します。彼ら、その家族全員にとって、2004年は良い年であることを祈ります。
日本人全てが、自分の幸福追求だけでなく、他人の幸せを願えるような国際人になれることを心から願っています。
平成15年12月18日 「インフルエンザ」
集団予防接種があったので多めに用意しておりましたが、SARSも影響したのか、通年よりも早い時期にインフルエンザワクチンがなくなりました。
当院では来年度も1回3150円を予定(時期により変動)しております。2回するのであれば、11月のうちに1回目を受けたほうが良いでしょう。今年予防接種を受けられなかった人は、来年度は早めに受けるようお勧め致します。
予防接種をすれば絶対にインフルエンザに罹らないわけではありません。2回予防接種をして80%程度の予防効果と報告されています。職場での流行が企業の生産性に大打撃を与えることを考えると、集団予防接種は経営的な判断と思われます。集団接種の場合は出張も可能です。数百人単位になるとワクチンの確保が困難になりますので、早い段階(9,10月)でお問い合わせ下さい。
当院ではインフルエンザにかかったかどうか10分でわかる検査、特効薬を用意しています。ですが基本は各人の予防、これからの時期はとにかく「うがい」です。お気を付け下さい。
平成15年11月27日 「立場の利用」
女性は男性と比較して社会的に弱い立場にありますが、私が知りえる限り、子供の親権については女性が絶対優位なようです。本来、親権は夫婦共同で行使されるものが、離婚等已むを得ない状況になると、家庭裁判所は13歳以下の子供の親権を母親に与えます。これは保育学上、子度は母親の下で育てられたほうが子供の福祉にかなうと考えられているからです。
これを利用した酷い話を耳にしました。私の知り合いにAさんという開業医がいる。Aさんの同意もなしに、生まれて4週間もしない子供を奥さんとその家族が連れ去ったそうだ。仕事から帰ってくると、家財道具から全てなくなっていたそうだ。「赤ん坊の拉致のために、義母に飛行機代と滞在費を払ったのだよ。」とAさんは自嘲気味に言った。全く連絡が取れないそうだ。相談した弁護士には、開業医という地位と養育費目的の結婚出産だったのではないかと言われたそうだ。居場所がわかっても、まだまだ母乳が必要な赤ん坊を無理やり連れ戻すわけにもいかないそうで、子供を奪われた苦しみで毎日寝られない一方、Aさんを頼る患者さんも多く、仕事は休めないそうです。
上記のような身勝手な母親のケースでも、父親(男性)は圧倒的に不利です。罪のない子供を母親から離すわけにもいきませんが、なにか良い方法は無いものでしょうか?
平成15年11月20日 「バイオリン」
今までバイオリンに触ったことはないのですが、4000円くらいだったので買ってみました。安物なのかすぐに弦が緩むので、思い切って弦を強く張ったら使う前に弦を切ってしまいました。
それでも音が出ると楽しいものです。「ちょうちょう」や「メリーさんの羊」を弾いてみました。音程が怪しい上に、きれいな音ではないので、聞こえた人には迷惑をかけたと思います。
ストレス解消の方法が一つ増えましたが、下手の横好き状態が増長しただけのようです。
平成15年10月29日 「シルバーシート」
全席シルバーシート(優先席)の車両がようやく登場しました。大いに歓迎すべきことですが、どうしてそのようにしなければならないのか?とも思います。絵画の横に「手を触れないで下さい」と表示しているのと同じです。
いくら優先席でも、座っている人に「席を換わって」と言うのは気が引けると聞いたことがあります。優先席は「座る資格がある人」のために、いつも空いていなければなりません。乗客のマナー問題で片付けることなく、弱者に対して、政治的な解決・救済が必要と思われます。
高齢化対策という観点だけで議論すると、若者は他人事と思います。けがや妊娠をすると、座席のみならず、階段の上り下り、乗車券の購入などが、どれほど大変で改善が必要かわかるかもしれません。
だからと言って、子供の「何でも体験・実習」にはあまり賛成できません。教育現場の悲鳴が聞こえてきそうです。
平成15年10月1日 「ゴミの軽減」
私が子供の頃はビール瓶等を酒屋さんに持っていくと、1本5円で引き取ってくれました。もちろん今でもその制度はあるはずですが、若い患者さんには初耳だったようです。ペットボトルやアルミ缶は確かに便利ですが、リサイクルと言う言葉に踊らされ、ゴミを増やしているような気がします。
北海道に住んでいた頃は可燃ごみは自宅の前で燃やし(ダイオキシンの問題があるかもしれません)、生ゴミは庭や畑に埋めてゴミの量を減らしていました。もともとゴミの量自体が少なかったかもしれません。今は何を買っても、一品一品きれいにパッケージングされて(衛生上の理由もありますが)おり、必然的にゴミが増える仕組みになっています。ネットショッピングすると、大きなダンボールの中は梱包材だらけで、目的の商品は本当に小さなものです。
不本意ながらも、通販によるダンボールや大量の紙くず、仕事上の医療廃棄物は増えていく一方です。私に減らせられるものは生ゴミしかないと思い、生ゴミ処理機を購入しました。処理機の構造は簡単な割りに価格は7,8万しました。
購入価格のいくらか(数万円)を助成している自治体も多いようです。私の調べた限りでは、残念ながら渋谷区の助成金制度はなく、東京都全体の助成している区や市の割合も全国的には低いほうでした。東京で処理機を購入しても置くような場所がないですし、新しくできたマンションにはキッチン備え付けなのかもしれません。巨大都市で小回りがきかないとはいえ、ゴミ政策にはお金をかけてもよいのではと思います。ゴミ減量のみならず、中小販売業者に活気が出るのではないかと思います。
生ゴミ処理機は毎日活躍しております。それを梱包していたダンボールは巨大であったことは言うまでもありません。
平成15年9月18日 「更新」
院長室のコラムの更新が遅れているとのご指摘を頂きました。気がつけば約1ヶ月滞っていました。その間、題材に困っていたわけでもなければ、書くことを怠っていたわけでもありません。実際、5つほど下書きを作ってみたものの、アップロードするまでに至らなかったのです。
1.私個人の好き嫌いを押し付けるような話にはしたくない。2.社会的なメッセージを発信できる話にしたい。3.意見、文句で終わるような文章にはしたくない。必ず提案を盛り込む。4.原稿用紙1枚程度。という自分なりの設定をクリアし、起承転結をつけると、ボツが多くなってしまいます。
よく言えば政治的な話題、悪く言えば説教じみた話も多くなってしまいます。下書きは(手前味噌ですが)力作ですが、新聞の社説のようだし、あまりにも長過ぎます。また医師はあくまで中立の立場を取らねばならないという職業上の限界もあります。
いつかは考えていることをオープンに唱えてみたいですが、それを具体的に提案し、多数の賛同を得て、実現させていくのは大変なことです。今はそのための土台作りに勤しんでいます。
平成15年8月22日
「ジャックと豆の木」
種を蒔いてやがて芽が出てくると、早く花が咲かないかな、実がならないかな、と毎日が楽しいものです。でもそのためには少しばかり時間が必要です。
アスパラガスは3年目から収穫ができると言われています。我が家のアスパラガスは今年で2年目でまだまだ茎が細く、食用向きではないのですが、驚くことに童話の「ジャックと豆の木」ではないかと思わせるくらい成長が早いのです。2倍とは大袈裟ですが、1.5倍ほど毎日伸びているのです。今までそんなに急激に成長する植物を見たことがありません。
もしかするとアスパラガスは苦しみもがいて、空に向かってひたすら伸びているだけなのかもしれません。せいぜい20cmの深さにしかならないプランターの中で、水はけのための穴の中に根っこがトグロを巻いていました。本来、大地に深く根ざすはずなのに行き場が無いのですから。
実際に「ジャックと豆の木」と呼ばれるオーストラリア原生の植物もあるそうです。こちらは40mの大木になるそうです。そんなに大きくならなくてよいから、来年は太くておいしそうなアスパラガスになってほしいものです。そのためにはプランター栽培でなく、駐車場を壊して「畑」にする必要があるのかもしれません。
平成15年8月13日 「重症型アルコール性肝炎」
拙文を楽しみにして下さる方から、「たまには医学的な話を」とリクエストというよりも苦言を頂いたので、今回はお酒にまつわるお話に致します。
御存知のように、「百薬の長」と称されるお酒も「飲み過ぎ」はかえって体に良くありません。慢性過剰飲酒は、脂肪肝→肝線維症→肝硬変を引き起こします。これらの予防法と対処法は禁酒であることは周知の通りです。
近年、急性の肝障害から多臓器不全(重要な内蔵器官が働かなくなる状態)を合併する「重症型アルコール性肝炎」と呼ばれる病態が注目されています。全身管理治療にもかかわらず約40%が死亡するほど「重症型」なのです。飲酒が原因の肝障害は、お酒を止めればたいてい良くなります。ところが、重症型アルコール性肝炎だけは、禁酒しても病気の進行は止まりません。
不明なことがまだ多く、慢性過剰飲酒の最終地点が「重症型」というわけではありません。しかしながら、後戻りできる(治る)肝障害と、後戻りできない(治らない)ものがあることを頭の片隅に置いて飲んでも、酒の楽しみが無くなることはそれほどないでしょう。
平成15年8月6日 「グローバリゼーション」
「グローバリゼーション」「グローバル化」という言葉は単純に国際化と訳されることもありますが、辞書では「政治・経済・文化等が国境を越えて地球規模で拡大すること」と説明されています。先日の放送大学では「米国などの主要な国々の政策、文化等に自国のものを合わせていくこと」と解説されていました。
20年前に社会科の上田教諭から「似たような意味だけどインターナショナルとかとはちょっと違う」と習って以来深く考えていませんでしたが、改めて「グローバル化」ということの是非を解いてみました。(固くなるので省略)
9.11以後、確実に世界の流れが変わったと言われています。米国に追従せざるを得ない雰囲気になっています。それはそれで「生きる智恵」だと理解しています。私自身が「グローバル化」を強く意識したのは1999年の米国滞在時でした。それは「グローバル化」の意味を理解せずにグローバル化している人達でした。私自身当時は精神的に幼稚で、今考えると無駄な反発もしていたようです。
平成15年7月27日 「愛する街 渋谷」
最近「渋谷」が関係する事件が相次ぎました。その度に新聞等で渋谷は良くない街のような事が書かれ、渋谷で生活、仕事をしている私には残念なことでした。休日ともなると、渋谷はいったいどこから来るのか、あふれんばかりの人の洪水です。その中には、問題ともなった勧誘、キャッチ等のプロも紛れ込んでいます。犯罪を減らすためには、そういう方々に規制をかければよいという意見もありましたが、私自身はそれほど効果があるとは思えません。
渋谷の街を、通りを見てください。汚いですよね!それが今の荒んだ状況をよく現していると思います。まず街をきれいにすること。それは、ほとんどタバコの問題だと思います。歩きタバコの禁止、繁華街での屋外での喫煙禁止を実現したら、きっと「美しい街」「安全な街」が戻ってくると思います。決してタバコを目の敵にしているわけではありません。平然とタバコを捨てる人は、きっとゴミも捨てるでしょう。それだけのことです。
美しい街にして悪いことはありません。安全も誰もが望むことです。と言ってもタバコやお酒の自動販売機撤廃すらできなかったので、空論かもしれません。
平成15年7月17日 「スポーツクラブとマナー」
私の家から徒歩2分程のスポーツクラブは、私にとって「近くて遠いジム」です。そこは朝10時オープンなので、涼しい時期には診察時間(11時)前に一泳ぎできたのですが、暑くなってくると汗が止まらないため、仕事前の運動はなかなかできません。海外にいた頃は、仕事前に運動するのが日課だったので、調子が狂ってしまいます。朝5時半からとは言いませんので、せめて朝8時くらいからは開けてほしいものです。
もう一つジムと一部の会員様にお願いがあります。ジム前の路上駐車は何とかならないでしょうか?幅の広い道路なので支障がないのかもしれませんが、路上駐車は交通渋滞を引き起こし、また緊急車両(救急車、消防車等)が通れなくなります。高級スポーツクラブなのだから(?)、プライドをもって運動してほしいです。
これをご覧になられた区会議員の先生の中に、緊急車両や公共バスの優先通行について関心を持ち、活動されている方がいらっしゃったらご連絡頂けないでしょうか?本当に微々たる額ですが、可能でしたら献金したいと思います。
平成15年7月4日 「ブルーベリー」
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2年がかりで初めて、自宅のベランダにあるブルーベリーの実がなりました。でも、たった2個です。それでもうれしいものです。朝早く起きて水や肥料をやったりしたくらいで、それほど手入れをしていたわけではありません。昨年はカラスのためトマトが全滅したので、対策にエアーライフルを用意していましたが、カラスも利口なもので朝早くにしか現れません。 |
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カラスに食べられる前に急いで取ったためか、甘さはそんなにありませんでした。来年はさらなる収穫を目指します。せめて来客が味見できる程度はほしいものです。
平成15年6月22日
「疲れ目」
自分自身で、業務の片手間に新しいHP(今公開している)の作成で忙しい毎日です。集中してやれば3,4日で鑑賞に堪えうるものはできるはずなのですが、診療時間外に患者さんが来られたり、PCが壊れたりで、やろうと思ったら中断されます。これが人生ですね。
やはりどれだけ頑張って作成してもプロの域には程遠いものです。ですがHPだけに時間をかけていられません。早く仕上げて業務プログラムを作らなければなりません。いろいろな業者からアウトソーシングの営業電話がありますが、まだまだ当院には外部に委託できるほどの余裕はありません。当面の間は、自分自身でPCを操る日が続くのでしょう。
当院では通常の診療のカルテを電子入力しています。そのため、1日中モニターとにらめっこです。私自身がVDT症候群(目の使い過ぎ)や肩こりにならないかとよく心配されますが、ルテインを飲むと不思議と目が疲れません。皆さんもお試し下さい。
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