コウジ酸クリームの安全に関する当院の見解

文化村通りクリニック

 動物実験で、コウジ酸による肝臓ガンの可能性が報告されたが、昭和63年以降、コウジ酸を含む医薬部外品や化粧品の使用による健康被害が発生した報告はなく、これまでの科学的知見からは、用法・用量の範囲で使用する限りにおいて、発がん性および遺伝毒性が発現するという明らかな科学的根拠はない。

現時点では、コウジ酸に安全性に問題があるとは、即考えられない。

(平成15年3月7日厚生労働省発表より要約)

 

さらにわかりやすく言うと

15年間の経験上、コウジ酸でヒトに肝がんが発生した事実はない

ということになります。

化粧品や医薬部外品として、コウジ酸は一般業者でも販売できる成分であったため、万全ではない安全性やアフターフォローのもと、広く販売されていました。その反動もあり、全てのコウジ酸が危険のような報道がされていることは残念です。

コウジ酸は、味噌や醤油などの昔からの食品にも含まれています。それらを直接触っていた職人さんの手が白いという経験的事実から、コウジ酸の美白効果が科学的に研究されてきました。しかしながら、コウジ酸を扱う職人さんに高率に肝がんが発生するということは、知りえる限りはありません。 

当院で扱っているコウジ酸クリームは、医師が処方する「医薬品」です。仮に、コウジ酸に重大な副作用があったとしても、定期的に診察、異常の有無を検査すれば良いと考えられます。そこが、今回問題となった「コウジ酸を含む医薬部外品や化粧品」とは違うところです。

 医薬品とは、多少のリスクがあるかもしれないが、利益と不利益を医師が天秤にかけながら、目的(この場合は美白)を達成するために使うものです。言葉足らずのところがあるかもしれませんが、その判断のために医師がいることを忘れないで下さい。絶対にリスクを負いたく無いのであれば、あえてコウジ酸を使う必要はないと思います。

 

厚生労働省発表 コウジ酸を含有する医薬部外品等情報